たくさんのフォントを選ぶ話 / NeXFontSel
2006/01/26
What's new
説明 / Abstract
最近は本当に多くのフォントが X 上で使えるようになり、
とても嬉しいです。
その多くのフォントの中から目的のフォントを探すのには
xfontsel というアプリケーションを使うのですが、
最近はフォントの数が多くなり過ぎてメニューが画面から
はみ出してしまいます。
xfontsel は Xaw を用いて作られていますが、通常の Xaw は
はみ出した項目は選択できません。そこで Xaw の代わりに
neXtaw を用いるとはみ出した項目も選択できるようになります。
どこかの雑誌の紹介にもあったように neXtaw を Xaw に改名して
インストールしてもいいのですが、こうすると全ての Xaw で作った
アプリケーションが neXtaw を使用するようになってしまい、
場合によってはデザインが大幅に崩れて見にくくなる事があります。
そこで xfontsel のコードに手を加えて明示的に neXtaw を参照
させるようにし、更に若干の見栄えの向上をはかったものを
紹介します。
インストールするにはあらかじめ neXtaw をインストールしておいて下さい。
無い場合は Imakefile を編集して下さい。
表示例 / Screen shot
ダウンロード / Download
注意 / Notice
NeXFontSel の Imakefile は GNU make 依存の記述になっています。
そのため、 BSD make を使うと構築中に一部の依存関係が解決できず、
止まってしまいます。(具体的には NeXFontSel_ad.h の作成が不完全なまま
終ってしまう) FreeBSD 向けの ports はその辺を回避するように
書き直してあるので、問題が発生した場合は ports を使用してみて下さい。
(Ver.2.0.1で対応しました。)
NeXFontSel は日本語メニューの表示のため10/12ドットの日本語フォントを使用します。
起動が遅い場合はフォントをインストールして下さい。
関係のあるリンク / Link
- 広島大学の田岡さんによる
FreeBSD用の ports があります。
各地の ports のミラーサイトからダウンロードして下さい。
(NeXFontSel は x11-fonts カテゴリに存在します。)
- Kondara/MNU Linux 版のパッケージがあります。
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<横田 裕思>