UCB Mail,RMAILからMHに移行する方法
日々メイルが10通とか来て、もはやメイルが1000通以上。「メイルを目的別に仕分けしたいぞー」という人は多いかと思います。そんなあなたにMH(Mail Handler)なのです。MHを使うと、
- サブジェクト
- 誰から来たか
- 誰に送ったか
- いつ送ったか
- いつまでに送ったか
- いつ以降送ったか
のような項目でメイルを仕分けることが出来ます(ほら〜便利〜)。
ここでは今まで来たメイルをUCB Mail(mboxに格納するメイル方式)とRMAIL(RMAILに格納するメイルタイプ)からMH形式に変換する方法を説明します。
各メイルフォーマットからMH形式への変換
- mbox形式からの変換
% inc -file $home/mbox
と入力します。すると
Create folder "/home/******/Mail/inbox"?
というふうに質問されるので、yとタイプしましょう。すると変換が始まります。mboxに1000通とかメイルがある人はそれなりの時間がかかるので、しばらく待ちましょう。変換がうまくいったのを確認したら、mboxはもう必要ないので消しましょう。
- Rmail形式からの変換
babyl2mh.plというperlスクリプトを使用します。babyl2mh.plがシステムに入っていない場合、ここにありますので、そのシステムにあわせて適当に変更しましょう。教育研究科の人とbresを使っている人は
% ~dyama/bin/babyl2mh.pl +inbox $home/RMAIL
とタイプします。するとRMAILからMH形式への変換が始まります。RMAILにメイルが1000通とかある人はそれなりの時間がかかるので、しばらく待ちましょう。変換がうまくいったのを確認したら、RMAILはもう必要ないので消しましょう。
MHの使い方にはmnewsから間接的に使う方法とコマンドラインから直接使う方法の2通りがあります。
- mnews上での使い方
まず、mnewsでMHを使うために.mnews_setupというファイル(なければ新しく作る)に、
mh_mode: on
ucbmail_mode: off
rmail_mode: off
mh_select_mode: off
の4行を加えます。既にある人はon/offの部分を適宜変更して下さい。
- <メイルの取り込み方>
-
適当なフォルダに移動してI(シフトキーを押しながらi)を押します。メイルはinboxフォルダで取り込むのが一般的です。
またはコマンドラインから
% inc
でもできます。この場合メイルはinboxフォルダに格納されます。
- <メイルの読み方>
-
mnewsを立ち上げて、MHにカーソルを合わせてスペースを押しま
しょう。あとは同じです。
- <仕分けの仕方>
-
仕分けをしたいメイルのところに合わせて「d」を押します。
そうするとそのメイルに「D」がつきます(マークセットという)。
それで「^」を押すと、
「移動先フォルダ名を入力して下さい:」
と出ますので、自分で好きなフォルダ名を指定して下さい。
もしそのフォルダがない場合、そのフォルダを作成するか
聞いてきますので、よいなら「y」を押して下さい。
- <メイルの削除の仕方>
-
マークセットしてDeleteキー、もしくはBackSpace(BS)キーを
押します。するとマークセットしたメイルが削除されます。
- <穴空きになったメイルの整理の仕方>
-
おもむろに#を押します。おわり。
- <もっと詳しく知りたい方に>
-
詳しくはmnewsを立ち上げてMHの中(?)に入って、「?」キーを
押して下さい。簡単なヘルプが出ます。もっともっと詳しく知りたい人は
emile% man mnews
として下さい。
- 一気にメイルの仕分ける方法
ここではある条件のメイルを一気に仕分ける方法を説明します。MHでは、
- ある文字列を含むサブジェクトを持つメイル
- ある文字列を含む人から来たメイル
- ある文字列を含む人に送ったメイル
- Ccに ある文字列を含んだメイル
- いつに送ったメイル
- いつまでに送ったメイル
- いつ以降送ったメイル
などを仕分けることができます。
% pick -from hoehoe@kyouiku.tsukuba.ac.jp |xargs refile +test
(hoehoe@kyouiku.tsukuba.ac.jpから来たメイルをtestというフォルダに移動する。)
% pick -subj nantoka |xargs refile +test
(nantokaとサブジェクトがついたメイルをtestというフォルダに移動する。)
% pick -to kantoka |xargs refile +test
(kantokaに送ったメイルをtestというフォルダに移動する。)
% pick -cc sontoka |xargs refile +test
(Ccフィールドにsontokaがついたメイルをtestというフォルダに移動する。)
この他に「‥かつ〜」を-andで、「‥もしくは〜」という条件を-orでつけることが出来ます。
% pick -to nantoka -or -subj hoehoe |xargs refile +test
(nantokaに送ったメイルかサブジェクトにhoehoeがついているメイルをtestというフォルダに移動する。)
あとはtestとかhoehoeを適当に変えて使用して下さい。もっと詳しく知りたい人は、
% man pick
を実行して下さい。ただし英語なのです(えへへ)。
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